除夜の鐘試し打ち:09知恩院
知恩院の除夜の鐘。 行く年来る年などでお馴染みですが、奈良の東大寺、京都の方広寺(どちらも大仏さんですね)と並ぶ日本三大梵鐘で、大きすぎて戦争中の金属供出も免れた、と云う代物です。 従って突き方も尋常ではなく、お坊さんが試し打ちをして練習する日取りが設定されている、というわけです。
今年は27日日曜日2時からと言うことなんですが、何しろトピックス的、歳時記的に大したものなので、マスコミはもちろん大勢の観客が詰めかけ、アマカメラマンも殺到します。 私は見たことがなかったので去年是非にと志したのですが、此の道の先輩たちの意見では、試し突きは結構長くやっているから、時間に縛られるマスコミなどが帰った後を見計らって行くのがよい、と云うことでした。 それで山門の辺りで最初の鐘の音を聞き、休みながらゆっくり上がって行ったら、鐘楼への坂道で皆さん降りてくる。
「今年はえらく段取り良く行った」 などと聞いても、後の祭りというわけです。
今度はそのリベンジだと1時間前に行きましたが、既に柵の周りは一面の人、ひと。 その中で何とかおおむねの所を見て撮ることが出来ました。
巨大な撞木は長さが4Mあり、一本の親綱と十六本の曳き綱が付けられています。
梵鐘はと云うと、高さ3.3m径2.8m重さ70トンもあります。
これを突くには、曳き綱にとりついて引っ張る十六人と、振り子になってぶつかる突き手の一人が必要で、親綱に縋った突き手がタイミングを計って鐘に向かって全身を投じる様が壮観です。
時刻になって大勢のお坊さんがやってきました。
先ずは導師に従って鐘を取り巻いての読経です。
それが済むとてんでに身繕いを始めますが、これは常の衣を特別な形にまくり上げて肩脱ぎとし、下の白い袖が見えるような形になるものでした。
先ずは十六人の僧が曳き綱にとりついて、一斉に曳き始めます。
突き手の一人は親綱を持ち、撞木が揺れるリズムに乗って呼吸を計り、タイミングを見て鐘楼の土台貫に飛び上がって此れを蹴って、背面から飛び込むようにして全体重を掛けて撞木もろとも鐘にぶつかっていきます。
先達の方が横について細かく指導していますが、初めての僧などはなかなか巧く行きません。鐘と撞木と飛び込むタイミングとがあわないのでしょう。 何度かやり直して練習です。
去年聞いたマスコミが云々の話はその通りでした。 何度も練習が繰り返される内にプロの報道の連中は居なくなり、観衆も去りだして幾らか自由に撮れるようになってきました。
それにしても此の打ち方、チベット辺りの仏教で、五体投地と云う礼拝の仕方がありますが、それにも増したような大仰なアクションで、やる方もさることながらそれは見応えのある大変なものでした。
導師方が引き上げられた後も暫く試し突きの練習は続き、やがてまた一同鐘を囲んで読経をして終わります。 此で大晦日の除夜の鐘も百八つ、綺麗に響きわたることでしょう。
さて当ブログですが、12月31日のレギュラーアップ分は天神さんの終天神で、年末大詰まりの除夜の鐘に合わせたスペシャル版?として此のページをお送り致します。
本番の知恩院は10時40分からの突き始めと云うことですので、こちらは10時00分にアップいたしましょう。
そのまま年越しとなって、2010年1月1日0時00分には新春のご挨拶を差し上げるつもりでおります。
(どっちみち、キカイにやらせよりますにゃで・・・)
(ハルから、つっこみすんな!!)
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